杉田 孝夫 (SUGITA Takao)

所属・職位・研究室

  • 人間文化創成科学研究科教授

担当科目

【政治思想史特論・同演習】

研究テーマ

    ドイツ啓蒙とドイツ観念論の政治思想史研究
  1. (1)とくにカント、フィヒテ、ヘーゲルの政治思想の諸問題をかれらの共通枠組みである「自由と共同性」の位相を同時代的文脈の中で再検討し 、その歴史的固有性を明らかにする作業を行っている。
  2. (2)第二の主題として、カント、フィヒテ、ヘーゲルの家族観を、ドイツにおける「近代家族」の形成過程を示すテキストと捉えて、家族の構成と機能を分析し、同時代の社会構造の転換とどのように構造的に連関するものであるかを明らかにする作業をおこなっている。この作業は必然的に家長のもとの近代家族と家長を主体とする近代社会の構造的秘密を明らかにするものであり、近代におけるジェンダーの思想的作為性と歴史性を明らかにする作業でもある。
  3. (3)以上の二つの側面からの研究によって現代社会における自由と共同性をめぐる問題状況を克服する理論的展望を得ることを目指している。とくに政治思想史の立場から個の生成と家族と市民社会の構造的連関を研究している。

近年の業績

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