ページの本文です。

遺伝カウンセリングコース/領域 概要

2024年2月5日更新

アドミッションポリシー

遺伝カウンセリングコース

遺伝カウンセリング学は遺伝医学の発達に伴って誕生した学際的な学問で、人類遺伝学、遺伝医学、カウンセリング、生命倫理と幅広い領域と連携しながら独自の学問体系を構築している。遺伝カウンセリングは遺伝に関する課題を抱えた人達に対する心理社会的支援であるが、その支援には正確かつ最新の遺伝学的情報を提供することも含まれる。したがって、遺伝カウンセリング学分野における探究および遺伝カウンセリングの修得においては、単に遺伝学の知識を得ることに加えて、遺伝カウンセリングを実践するための技術や対人援助職としての態度面の修得も要求される。

本コースでは遺伝カウンセラーに要求される遺伝カウンセリング学の基礎と実践技術および態度を学ぶと同時に、教育・研究者として必要な能力を身につけるための教育を行なう。なお、本コースで必要な単位を取得し修了することにより、日本遺伝カウンセリング学会と日本人類遺伝学会が共同で認定する認定遺伝カウンセラー認定試験の受験資格を得ることができる。

本コースの志願者には、臨床遺伝学を理解するための基本的な遺伝学的知識、コミュニケーション能力、対人援助職および教育者としての人格・態度、研究者としての探究心が求められる。また、遺伝カウンセリングに関連する情報の多くは英語で記述されているため、英語の能力も必須である。

遺伝カウンセリング領域

遺伝カウンセリング学は遺伝医学の発達に伴って誕生した学際的な学問で、人類遺伝学、遺伝医学、カウンセリング、生命倫理と幅広い領域と連携しながら独自の学問体系を構築している。遺伝カウンセリングは、遺伝に関する課題を抱えた人達に対する心理社会的支援であるが、その支援には正確かつ最新の遺伝学的情報を提供することも含まれる。したがって、遺伝カウンセリング学分野における探究および遺伝カウンセリングの指導においては、遺伝学の知識を利用できるだけでなく、遺伝カウンセリングを実践するための技術や対人援助職および教育者としての態度面の理解が必須である。

本領域では遺伝カウンセリング学の発展的な知識と実践技術を習得し、省察的実践者としての態度を学ぶと同時に、研究者としての指導能力を身につけるための教育を行なう。

本領域の志願者には、基本的な遺伝カウンセリング学を修得していることが求められ、さらに対人援助職および教育者としての人格・態度、研究者としての探究心が求められる。 

コースの概要

本課程は、お茶の水女子大学人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻に所属しています。
5年を一貫とした教育研究でスタートし、2013年度入学生より、博士前期課程の間に医療機関での実習を終え、認定遺伝カウンセラー認定試験受検資格を取得できるカリキュラムに変更しました。なお、本大学院博士課程は、2005年4月に設立された日本遺伝カウンセリング学会および日本人類遺伝学会の認定遺伝カウンセラー制度委員会によって、認定養成課程としての承認を受けています。
博士前期課程の2年の間では、遺伝カウンセラーとしての職業人、専門職の育成をおこないます。実際のカリキュラムとしては、人類遺伝学、遺伝医学、医療に関する概論などの講義、演習、協力病院においての実際の遺伝医療の外来等の陪席実習によって、医療人としての自覚の涵養、遺伝カウンセラーとしての基本的な知識・技術・態度レベルの習得をおこないます。卒業後、学会認定資格である認定遺伝カウンセラー認定試験に合格すると、認定遺伝カウンセラーとして医療保健などの領域で活躍するためのスタート地点にたてます。課程修了後には修士号(学術)の審査資格を取得できます。
博士後期課程では、実際のカウンセリングの現場での参加を持続しながら、遺伝カウンセリング研究をおこないます。課程修了後には博士号(学術)の審査資格を取得できます。

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加