
熊谷圭知 (KUMAGAI Keichi)
所属・職位・研究室
- 人間文化創成科学研究科教授
- 文教育学部教授(グローバル文化学環)
担当科目
【地域開発論】
第三世界の開発と地域研究との関わりを、理論と実践の双方から考えます。
具体的なテーマとしては、
- 地域研究とフィールドワークの手法と課題
- 第三世界の開発をめぐる言説とその批判的検討
- 参加型開発・「ジェンダーと開発」論の再検討
- 開発実践のエスノグラフィーの可能性
- ローカル・センシティヴな地域/開発研究の方法論の構築
など
研究テーマ
パプアニューギニアの都市と村をフィールドに、参与観察的フィールドワークに基づく地域研究を続けています。
地域研究とフィールドワークの方法論に加えて、地域研究者が、開発実践にどのように関わりうる(関わるべき)かという課題にも関心を持っています。
近年の業績
【編著書】
- 2000, 『第三世界を描く地誌―ローカルからグローバルへ―』(共編著), 古今書院.
- 2000, 『都市の誕生――太平洋島嶼諸国の都市化と社会変容――』(共編著)アジア経済研究所.
【論文】
- 2006, 「ジェンダーと開発における男性の位置」 『F-GENS ジャーナル』 第5号 (印刷中)
- 2004, 「地域研究と地理学――1990年代後半における地理学者の研究の検討を軸に――」『お茶の水地理』44 (お茶の水地理学会), 1‐26頁
- 2003, 「経済地理学は『貧困』にどう向き合うのか?――モラルエコノミーと地域の学としての再構築――」『経済地理学年報』49−5, 51‐72頁.
- 2003, 「パプアニューギニア:空間の仕切り直しとローカリティの揺らぎ――辺境の『旅』とフィールドワーカーの位置性をめぐって――」 『地域研究論集』 国立民族学博物館・地域研究企画交流センター 5-2, 115‐136頁.
- 2001, 「JICA専門家としてのポートモレスビーのセトゥルメント問題への関与の試み」『お茶の水地理』42号(お茶の水地理学会), 47‐68頁.