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専攻概要(博士後期課程 ライフサイエンス専攻)

2016年3月28日更新

専攻概要

本専攻は、基礎生命科学からバイオテクノロジーにわたるライフサイエンス全般の発展に寄与するため、「生命科学」、「生活科学」という学問領域の有機的な統合を試み、人間を生命、生活の両面から捉える。そのため、生命科学領域、人間・環境科学領域、食品栄養科学領域、遺伝カウンセリング領域、疾患予防科学領域(予定)の5領域を設ける。本専攻ではライフサイエンス全般を基礎から応用まで幅ひろく理解でき、ライフサイエンス分野の研究者として自立できる、また指導的役割を担いうる人材を育成する。本専攻の学生には教員の指導の下、ライフサイエンスに関する課題を設定し、実験を主体とする研究計画を作成、実施し、その結果を公表することが求められる。そのため、研究に対する強い自覚と意欲を持った上で、文献調査能力、研究実施能力、研究の妥当性に対する判断力、発表能力等が求められる。

生命科学領域

生命体としての人間そのものを明らかにすることを目的とする。高度に複雑な生命体の巨視的および微視的構造、機能、応答、情報処理、遺伝のメカニズムを、個体・細胞・分子レベルで解明する。

人間・環境科学領域

本領域では、生活している人間とその環境との関係を明らかにし、かつ、その環境が人間にとって合理的、快適なものとなるよう設計・制御を行うことを目的とする。具体的には生活空間内における人間 環境間の物質・エネルギーの交換、体表を通じての物理的・化学的・生理的刺激とその応答、快適性・安全性との関係などを、環境パラメータ・材料物性・人体生理の面から総合的に研究を行う。また、生物としての人間、すなわちヒトの本質・由来・変異などに関する研究も行う。人間と環境の境界領域(インターフェース)の本質を人間及び環境の視点から科学的・工学的に捉えた上で、我々の生活を向上させるためのインターフェースの改良方策を具体的に提案することに研究の主眼を置く。

食品栄養科学領域

本領域では、食と栄養に関する基礎研究から応用開発にいたる領域を対象とし、健全な食生活を構築するとともに、生活習慣病の予防、食の安全性などの問題を解析、解決する。食や栄養に関する基礎的研究から応用開発や臨床対応までできる食と栄養のスペシャリストを育てる。具体的には大学や公的研究機関の研究者、管理栄養士のリーダー、栄養士や管理栄養士養成校の教員、公務員、食品企業の研究者、病院管理栄養士などをめざす。本領域では、食品の品質、機能、嗜好性、安全性、健康や疾病と食品の関連などを含め、食を取りまく諸問題を有機化学、生化学、分子・細胞生物学、疫学などを用い、専門教育ならびに先端的研究を行なう。

遺伝カウンセリング領域

遺伝カウンセリングという新しい学際領域で活躍する先駆的人材を養成することを目的とする。遺伝カウンセラーとしての知識、技術、臨床実践の研鑚をふかめ、遺伝カウンセリング学の構築と、遺伝医療に寄与する研究を遂行し、新しい学問分野の開拓と、後進の指導のための教育推進に資する人材を育成する。人類愛と医療に対する深い理解を基盤に持ち、国際的視野から日本における新しい分野の確立に貢献する意欲と能力が必要とされる。

疾患予防科学領域(2014年度から開講)

国際都市東京の中心部にあり、生命科学の教育研究に関して互いに補完的な特色を有している東京医科歯科大学、お茶の水女子大学、北里大学、学習院大学の4大学が連携した「学際生命科学東京コンソーシアム」を基盤に、関連する学協会、企業等のステークホルダーの協力のもと、社会的ニーズの高い疾患予防科学分野の人材育成のための大学院教育課程を体系化して提供する。

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