グローバル理工学副専攻のカリキュラムで、「グローバルリーダー育成に関する科目群」の中のリーダー教育科目から、アウトリーチ実践を4月19日より開講します。
この科目は、博士課程の共通科目で、博士前期・後期課程に所属し、関心のある学生であれば、どなたでも履修することができます。理系・文系は問いません。なお、講義は日本語で行われます。
主題と目標
科学技術と社会の関係性を考え、豊かな関係の構築を実践する。研究アウトリーチ活動により研究者が取り組むべきプロモーションを実践し、あわせて所属プログラムの広報活動により組織プロモーションに取り組む。計画、準備、手続き、執行、実践、振り返り、報告の全プロセスをグループワークにより実践する。役割分担、とりわけリーダーシップとフォロワーシップを身につけ、さらにオーナーシップの理解も目指す。これらをもって、自らの研究への理解を深め、異分野の研究を幅広く理解し、組織的活動のリーダーとしての素養を涵養する。
学生へのメッセージ
主に小学生向けの科学実験教室を想定して研究アウトリーチ活動を組み立てます。科学の面白さを伝えるだけでなく、科学に期待される社会的機能を考える機会としてください。文京区教育センターがイベントのオーナーとして期待していること、受講者がメンバーとして実践すべきことのバランスを計って実践します。本科目で作成するドキュメントを保存しておけば、研究リーダーとしてアウトリーチ活動をする立場になった際に、実践するための準備がすでに整った状況となります。将来を見据えた取り組みを期待します。
講義概要
科目名 |
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アウトリーチ実践 [19S1020] |
単位数 |
2.0単位 |
担当教員 |
藤吉 隆雄 (お茶の水女子大学 非常勤講師) |
対象 |
博士前期・後期課程 |
場所 |
4月19日 人間文化研究科棟408室 |
日時 |
前不定期 初回:4月19日(金)9~10限(16:40-18:10) ※2回目以降は履修生と相談の上で決める |
授業計画 |
研究アウトリーチ活動のために実働した時間を実習として充てる。原則として月1回の金曜9・10時限に実施するチェックポイントで担当教員の指導を受け、実際に研究アウトリーチ活動を実践する。 1. 科学技術コミュニケーション概論(4月19日 9・10時限) ・研究アウトリーチ活動に必要な前提知識を講義から獲得する。 ・実践本番までのスケジュールを確認し、企画の方向性を考える。 2. 企画チェック(5月中旬) ・企画書を完成させる。 ・必要な手続き(正統性)と実践プラン(正当性)を確認する。 3. 計画チェック(6月中旬) ・計画書を完成させる。 ・実践の効果を高める方策(正当性)と評価の方法(正統性)を考える。 4. リハーサル(7月中旬) ・実践を予行する。 ・実践の効果を高める方策(正当性)と評価の方法(正統性)を確認する。 ・トラブル対処(正統性・正当性)を確認する。 5. 実践本番(夏休み期間中) ・文京区教育センター主催による行事で実践する。 6. 実践合評(9月上旬) ・報告書を完成させる。 ・執行手続きの完了(正統性)を確認する。 ・学修上の目的と社会的な目的の達成度(正当性)を自己評価する。 評価補足: ・企画書、計画書、報告書の順に肉付けする形で作成していき、その報告書により評価する。 ・科目担当教員と連携先担当者が共同で評価する。 |
時間外学習 |
達成度を高めるためには、グループによる相応の時間を使った取り組みが必要である |
教科書・参考文献 |
本講義に関しての教科書・参考文献は特に指定しません |
履修登録
履修登録期間: 4月9日(火)~ 4月22日(月)
上記登録期間内に登録ができなかった場合は、学生センター棟1階学務課にご相談ください。
お問合せ
お茶の水女子大学 リーディング大学院推進センター
Tel: 03-5978-5775
E-mail: