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2025年2月13日更新
人類の生活は、環境と調和のもとに成り立っている。科学技術の発展は人々の生活を便利にする一方で、地球環境にかつてない悪影響を及ぼし始めている。「生命と生活」を対象とするライフサイエンスは、この難題を解決する21世紀の科学として、その飛躍的発展が期待されている。生命科学コースでは学際性を重んじる立場から、基礎生命科学からバイオテクノロジーにわたる広い研究領域をカバーし、ヒト由来の細胞をはじめ、多様な動植物種を対象とした教育・研究を行う。
研究を進めるためには、目の前にある問題を解決するための能力もさることながら、「まだ分かっていないことは何か」「問題にどのように取り組んでいくのか」という、問題を発見し、それを明らかにしていく道筋を具体化する能力が必要である。また、自分の興味以外にも視野を広げ、そこから自らの問題に関連のある知見を引き出す努力も必要とされる。本コースでは、生命科学分野に関心が深く、自らを高める向上心に満ち、かつ知的好奇心に溢れた人材を期待する。
担当教員 | 分野 | 専門科目 |
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植村 知博 教授 | 植物分子生物学 | 植物細胞の膜交通システムに関する研究 |
加藤 美砂子 教授 | 植物相関生理学 | 藻類を含む光合成植物の代謝制御機構 |
清本 正人 教授 | 海洋生物学特論 | 海産動物の発生生物学、形態形成と細胞分化 |
嶌田 智 教授 | 保全生態学 | 海洋植物の健全性診断・環境適応分子進化 |
千葉 和義 教授 | 分子発生学 | 細胞・発生生物学 |
服田 昌之 教授 | 進化発生学特論 | サンゴを中心にした動物進化の遺伝学的研究 |
宮本 泰則 教授 | 分子細胞生物学(動物) | 動物細胞における細胞接着分子の分子細胞生物学的研究 |
由良 敬 教授 | 計算生物学特論 | DNA/RNAと相互作用するタンパク質の生命情報学研究 |
近藤 るみ 准教授 | 集団遺伝学 | 感覚系遺伝子群の進化 |
佐藤 敦子 准教授 | 環境発生進化学 | 環境と発生・進化の相互作用への理解 |
岩崎 貴也 講師 | 植物保全生態学 | 陸上植物の多様性生物学・保全生態学 |
毛内 拡 助教 | 細胞生理学 | 脳・神経組織の生理機能 |