お茶の水女子大学
日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成

副専攻「日本文化論」

文化マネージメント論演習 特別展示会(一般公開)
「百万ドルの世界旅行―80年前の絵はがきは語る―」
平成21年(2009)1月27日(火)~2月1日(日) 10:00-17:00
今回の特別展示会は、博士前期課程の文化マネージメント論演習の受講学生が企画する展示会です。  
展示内容は、東京女子師範学校附属女学校の卒業生、小田稲子さん(明治36年卒業)が寄贈してくださった絵はがきにより、80年前の世界旅行を味わっていただこう、というものです。 ぜひ、当時の百万ドルを要したという、ヨーロッパ・南北アメリカ・アフリカ・アジア・オセアニアに至る80年前の世界旅行をご堪能ください。

特別展示会は無事終了しました。会場の模様はこちらをご覧ください。



【副専攻について】


 本学大学院(比較社会文化学専攻)は、従来の学問分野の「専門的知見」を十分に習得した上で、さらに、グローバル化する現代社会の中で多文化の相互理解を推進し国際協力に寄与しうる高度に「学際的」で「総合的」かつ「国際的」な女性研究者を養成することを目標としてかかげております。

 このような目標を実現するための方策の一つとして、本学大学院(比較社会文化学専攻)では、副専攻制度を実施しております。副専攻とは、主たる専攻とは別に、特定の分野の科目群を履修して、その成果を認証する制度です。希望者は所定の単位を取得すれば、副専攻の修了書が授与されます。

 これらの履修を通じて、みずからの専門分野において得た知識を広い視野で生かす知識活用能力や、多様な学問分野を横断する総合的な理解力を養成することが期待されます。

 また、副専攻「日本文化論」「文化マネージメント」の2コースは、平成19年度採択大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」を支える教育プログラムでもあります。

 どうぞ奮って履修してください。


日本文化論
 副専攻「日本文化論」プログラムは、本学大学院生に、多様な日本文化と日本的思惟方法についての広く深い理解を促すために設けられる副専攻プログラムです。

この教育プログラムは、思想、歴史、社会、文学、言語、生活文化、服飾、芸術(美術、音楽、舞踊)を含めて、日本の過去と現在のハイ・カルチャー及びサブ・カルチャーの広範な領域の対象を、比較論的な観点から学際的かつ総合的に論じる諸科目で構成されます。

 本学大学院では、大学院修了後に国際的な場で社会貢献を行う人材(留学生を含む)の育成に積極的に推進しています。こうした学生が日本文化と日本的思惟方法を理解することは、日本文化理解の適切な国際標の形成に資するでしょう。 さらに、グローバル化に伴う価値一元化傾向に対する批判的視点を積極的に提示し、それを通じて多様な文化の共生を促進する一助となることも期待されます。

「日本文化論」科目

日本文化論(必修)

日本言語文化概説
日本古典文学作品概説
日本語学概説
日中対照言語学概論
日仏比較文学研究
日本倫理思想論Ⅰ・Ⅱ
日本古代中世文化史特論
日本近世近代文化史特論
日本美術史特論Ⅰ・Ⅱ
服飾美学
日本民俗学
日本音楽論

その他


文化マネージメント
 
副専攻「文化マネージメント」プログラムは、博物館・美術館・文書館・劇場などの運営や企画・経営を通じて、社会に於ける多様な文化活動を牽引する専門職 (プロデューサー、キューレーター、アーキビスト、アートマネージャー等)を目指すのに必要な学習をするための履修プログラムです。

 我が国の今後の文化・芸術活動の発展にとって、文化施設や文化芸術団の管理運営や企画管理を推進する優れた人材を養成することは必要不可欠です。本副専攻では、文化に対する深い考察と見識を備えた上で、多様な文化活動をマネージメントできる人材の養成を目指します。


副専攻「文化マネージメント」プログラム履修生による企画展実習
「文化マネージメント」科目

文化マネージメント論演習(必修)

日本言語表現論特論
アジア民俗文化論
仏語言語文化論演習
英語圏文学・文化特論
多文化間心理教育学演習
倫理思想史特論
伝統芸能文化研究
民俗文化論演習
舞踊芸術学特論
音楽表象文化演習
生涯学習研究特論
文化財科学特論

その他


【履修方法】

*副専攻として履修する学生は、所定の期間内にその旨を学務課に届けることになっています。

*各科目群の科目履修によって、必須科目を含む所定の単位を取得した学生に、修了証書が授与されます。

詳しい履修方法については、それぞれのプログラムごとに決まっていますので、それに従ってください。




副専攻リーフレットは、こちらからダウンロードできます(pdfファイル形式)