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さる1月29日、TV会議システムを導入して2回目となる公開講演会が開催された。今回は今年7月11〜13日に釜山にて行われる、「第6回日本語教育国際研究大会」の総指揮を執られている釜山外国語大学日本語大学の鄭起永学長に21世紀における韓国の日本語教育の新しい傾向について語っていただいた。 釜山外国語大学校とは昨年来TV会議システムを用いて国際ジョイント授業(グローバル文化学環「言語と文化」「グローバル化と日本語教育1」、日本側担当:森山新、韓国側担当:鄭起永)や講演会(「認知言語学を応用した日本語教育1、2」講師:森山新)を行ってきており、その模様は韓国の日刊紙にも掲載された。 講演は韓国における日本語教育が現在どのような状況にあり、今後どのように変化していくのかについて、専門家の立場から語られた。韓国は日本語学習者90万近くと、世界最大の日本語学習者数を有し、日本語教育のさかんな国であるが、そのための教育研究のさらなる発展が望まれていること、そのためには、国内外の研究者と教育者とのネットワークづくりが求められていることなどが紹介された。
会場には、本学の院生のほか、韓国、ポーランド、中国、モンゴルなど、海外で日本語教育経験を有する方々が集まり、 講演会の後の討論の時間には、それぞれの立場から、 日本語教育の進む韓国からさまざまことを学ぼうと多くの質問が投げかけられ、盛況の中、幕を閉じた。
【文責 森山新】 (2008/01/30up) |