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情報科学は進展の速い分野である。このような分野で世界の先端を走る研究者、高度専門職業人、情報科学の次世代を語れる教育者等を養成するため、情報の基礎理論から応用技術まで幅広い分野の研究、教育を行う。この目標に沿って、情報科学、数理科学に対する基礎的な学力、英語で書かれた文献の読み書きができる素養を持ち、強い意欲を持つ者を広く受け入れる。
計算機言語特論・演習, 言語意味論・演習, 言語情報処理特論・演習, 言語メディア特論・演習, コンピュータネットワーク特論・演習, 分散処理特論・演習, コンピュータアーキテクチャ特論・演習, 科学情報システム特論・演習, シミュレーション科学特論・演習, ビジュアリゼーション特論・演習, メディアコンピューティング特論・演習, ヒューマンインタフェース特論・演習, コンピュータグラフィックス特論・演習, 離散数学特論・演習, 数理科学特論・演習, 数値解析特論・演習, 情報構造特論・演習, 応用数学特論・演習, 数理情報学特論・演習, 数式処理特論・演習, 非線形数理特論・演習, バイオインフォマティクス特論・演習, 非従来型計算特論・演習, アルゴリズム論特論・演習, 計算量理論特論・演習, 数理気象学特論・演習, 気象情報解析特論・演習, 量子コンピューティング特論・演習, 数値流体力学特論・演習, 抽象数学特論・演習, プログラミング言語保証特論・演習, 情報科学基礎演習, 応用数理基礎演習, 特別研究, 理学総論,
※情報科学基礎演習(1年次のゼミ)、特別研究(修士論文作成)、理学総論(理学専攻の共通科目)は必修である。
※特別研究は12単位、それ以外の科目はすべて2単位であり、上記必修科目を込めて卒業に必要な単位数は全部で30単位である。このうち、学内他専攻および単位互換協定を結んでいる学外の研究科で合計10単位までの取得が認められている。
※本コースでは、「情報」および「数学」の教員専修免許が取得可能である。ただし、特別研究の12単位がどちらの免許の対象科目となっているかは、教員により決まっており、従って選択した指導教員によってほぼ取得できる専修免許の種類が決まるので、予め留意すること。
※修士研究の要旨は、以下のページにPDF形式で掲載されています。
2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度2021年度2022年度 2023年度
担当教員 | 研究分野(主な授業科目) |
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浅井健一 教授 研究室HomePage |
プログラミング言語(計算機言語特論) 関数型言語に軸足をおいて、プログラミング言語の基礎理論を研究しています。 どうすれば無駄なくプログラムを実行できるか、楽にプログラムを作れるようになるか、 プログラムの誤りを減らせるか。対象をよく理解しその本質をとらえると、 自然と物事は簡単なものの組み合わせになってきます。 その構造に数学的なアプローチを使って厳密に迫ります。 |
浅本紀子 教授 |
離散数学・文書処理系(数式処理特論) 自然や社会の現象の解析において計算機を使ったアプローチを行っています。 一例として、数式処理系の現象理解への応用や、 知識獲得の過程における計算機による支援を研究しています。 また教育現場、とくに遠隔教育での計算機やネットワークによる支援を研究しています。 |
伊藤貴之 教授 研究室HomePage |
情報可視化・マルチメディア (ビジュアルコンピューティング特論・メディアコンピューティング特論) ユーザインタフェースなどを活用して情報を表示する「可視化」という方法により、 社会に貢献することを目標とした研究に携わっています。 例えば電力、製薬、医療、生命情報、セキュリティ、といった分野の可視化に関わっています。 また、マルチメディア技術(映像や音楽など)を操作するために可視化を利用する研究にも取り組んでいます。 |
小口正人 教授 研究室HomePage |
ネットワークコンピューティング・ミドルウェア(コンピュータネットワーク特論・分散処理特論) インターネットに代表されるコンピュータネットワークは、 あらゆるコンピュータ利用において必要不可欠な存在であり、重要な社会基盤となっています。 さらにその性能は驚異的なペースで上昇し続け、進化し続けています。 そのようなネットワークを高度に利用したデータ処理や、 情報提供、ユーザコミュニケーションなどを支援するための仕組みについて研究しています。 |
工藤和恵 教授 研究室HomePage |
量子ソフトウェア・統計物理学(数値解析特論) 量子ソフトウェアは、量子コンピュータおよびそれに着想を得た新しいタイプのコンピュータを利用する計算手法やアプリケーションを研究する分野です。例えば、量子情報技術を利用して身近な最適化問題を高速に解いたり、AIの基盤技術である機械学習に適用したりといった問題に取り組んでいます。 |
小林一郎 教授 研究室HomePage |
言語知能情報処理(言語情報処理特論) ヒトが言語を使って知的な作業を行う知能の原理解明や開発をめざして研究を行なっています。統計的機械学習、深層学習や大規模言語モデルを用いた様々な情報処理技術の開発を行なっています。 |
戸次大介 教授 研究室HomePage |
数理言語学・理論言語学(数理科学特論) 自然言語の法則(主に統語構造と意味)について、数理論理学的な理論の構築と、言語現象の観察・一般化の、両極から研究しています。自然言語が不思議なのは、誰もが日常的に使いこなしているにも関わらず、誰もそのシステムを明示的に説明することができない、という点であり、その解明には、人間が世界をどう観ているか、という哲学的問題も深く関係しています。 |
五十嵐悠紀 准教授 研究室HomePage |
ヒューマンインタフェース(ヒューマンインタフェース特論) 人間とコンピュータの対話手段であるHCI技術について、生活空間で誰もが利用可能な未来のコンピュータのあり方を研究しています。 また、グラフィックス表現を用いた初心者のための支援技術についても研究しています。 |
オベル加藤ナタナエル 准教授 研究室HomePage |
分子プログラミング・進化的最適化 分子プログラミングという分野では、電子回路ではなく、分子特有の計算様式を利用してプログラミングを作る。 データは分子濃度で表し、計算は化学反応で行う。分子プログラミングシステムをデザインすることは困難であるため、CADツール・進化的アルゴリズムといったデザイン方法を研究する。 |
桑名杏奈 准教授 |
数値流体力学(シミュレーション科学特論・数値流体力学特論) 数値流体力学は、計算機上で流体が満たす空間を細分化し、各部分の運動を調べることで、流れのふるまいを理解しようとする研究手法です。 流体が関わる様々な現象の研究と、流体シミュレーションの手法そのものの開発を行っています。 |
坂田綾香 准教授 |
統計的機械学習・統計物理学(数理情報学特論・非線形数理特論) 統計学や統計物理学を軸に、AIやデータサイエンスの基盤となる研究に取り組んでいます。 具体的には、ベイズ統計、統計モデルの解析、数値シミュレーションを駆使して、数理的な視点からさまざまな機械学習の課題を研究しています。 |
長尾篤樹 准教授 |
離散アルゴリズム・計算量理論 コンピュータがある問題を解く際に計算時間やメモリを如何に少なくできるかという課題は 計算機科学の発展と切っても切れない関係です。 現実的な計算時間で解けることの知られていない問題に対して、 より効率的なアルゴリズムや近似的・確率的なアルゴリズムを提案することが一つのアプローチとなります。 「これ以上効率的なアルゴリズムは存在しない」事を示すというアプローチも存在します。 |
Hieu Hanh Le 准教授 研究室HomePage |
データ工学・情報ストレージシステム(データベース特論) 多種多様な大量データを確実に蓄積し、その中から必要な情報を抽出し、有効・有用に活用する技術が強く要求されている。 そこで、情報蓄積技術と検索技術を中心に、実際に役立つ手法の研究を行っています。 例えば、消費電力と性能を考慮した高信頼なパワープロポーショナル・ストレージシステム、 データベースシステムの性能向上、電子カルテの解析による医療行為推薦等の研究を取り組んでいます。 |
神山翼 講師 研究室HomePage |
気象学・物理気候学・大気海洋データ解析(数理気象学特論・気象情報解析特論) 半径およそ6,000kmの回転球体に引き寄せられた空気や海水に太陽の光を当てると,豪雨・台風・エルニーニョなどの豊かな自然現象を生むのはなぜでしょうか。 この問いに対し,物理数学・データ解析・シミュレーション等を利用して人類の理解を前進させ,その感動を世界にシェアするために英語論文を書くのが私たちの仕事です。 また,地球温暖化や異常気象などの社会問題に,情報科学的視座から判断材料を与えることも目指します。 |
室屋晃子 講師 |
プログラム意味論(抽象数学特論) プログラム実行の結果やコストを数学的に解析・比較する研究を行っています。 プログラム実行の数理モデルの構築、解析・比較のための数学的道具の開発を通じて、特にコスト面でソフトウェアの信頼性を高めることを目指します。 |
担当教員 | 研究分野(主な授業科目) |
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瀬々潤 准教授 ※2015年10月に産業総合研究所に異動 |
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萩田真理子 教授 ※2011年度まで情報科学科、現在数学科教授 |
組合せ論・暗号理論(離散数学特論) 数えることが大好きで, 組み合わせ論の研究をしています。これまで研究してきたことが実際にどこかで使われるようになったら素敵だなと思ってアルゴリズムも勉強中です。現在は, 暗号理論, 擬似乱数の配置問題, 符号の存在性など, 情報科学に現れる組み合わせ論の問題に取り組んでいます。 |
渡辺知恵美 講師 ※2013年5月に筑波大学に異動 |
データベースシステム(データベースシステム特論) データの格納庫である「データベース管理システム」の基礎技術とその応用が専門です。現在、ネットワークやデータの形態が多様化するなか、世界中に大量にあふれるデータをどのように整理し、格納し、管理し、検索する方法について日々研究しています。現在データベースセキュリティ、Web からの知識発見、探索的検索に取り組んでいます。 |
斎藤豪 准教授 ※2016年4月に東京工業大学に異動 |
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郡宏 准教授 ※2018年9月に東京大学に異動 |
ダイナミクスの科学(応用解析学特論) 生命活動や天気の移り変わりなど、世の中は不思議な現象(ダイナミクス)で満ちあふれています。 ダイナミクスを理解、予測、制御するために微分方程式がいたるところで使われています。 当研究室では、ダイナミカルな現象を微分方程式で書き表し、その理論的解析や計算機シミュレーションを通して、世の中の不思議を読み解いていきます。 特に、体内時計や歩行などのリズミカルな生命活動に興味があります。 |
河村哲也 教授 ※2020年3月に定年退職 |
数値流体力学・数値シミュレーション(シミュレーション科学特論) 近年のコンピュータの長足の進歩により、数値シミュレーションは、理論と実験に並ぶ第3の研究方法として限りない可能性を我々にもたらしています。 当研究室では、理学・工学に現われる諸問題に対し、数値シミュレーションを用いた解析を行っています。 特に、現在は環境問題が切実になってきているため、数値シミュレーションの環境科学や生活科学への応用に関心をもって研究や教育を行っています。 |
椎尾一郎 教授 ※2022年3月に定年退職 |
ヒューマンインタフェース(人間機械系特論) 小型・安価になったコンピュータ技術は、今後、 生活にとけ込んだ身近な技術として利用されていきます。 そこで本研究室では、家庭などの身近な生活空間における情報家電や、 日用品に組み込まれたユビキタスなコンピュータを対象とした、 ヒューマンインタフェースとアプリケーションの提案と実装を行っています。 |
粕川正充 准教授 ※2024年3月に退職 |
コンピュータアーキテクチャ(コンピュータアーキテクチャ特論) キーボード、マウスなどの入力機器の研究、また認証やステガノグラフィなどのセキュリティの研究をやっています。 様々な測定器や工作機械などに囲まれて日々を送っています。 |
吉田裕亮 教授 ※2025年3月に定年退職 |
応用解析学・作用素環論(情報解析学特論) 現在の私の専門はちょっと耳慣れない言葉ですが、非可換確率論です。(少し変わった確率論と思ってください) 卒業研究ではノイズを含むデータから、真に有益な情報を取り出すための手法である統計的データ解析とその応用に関する研究を行っています。 |
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