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海外大学院とのジョイント教育 2005年度実施報告 |
日 本 学 共 同 ゼ ミ |
お茶の水女子大学 & 淑明女子大学校 |
本学が推進する『「魅力ある大学院教育」イニシアティブ』による海外
提
携校との共同教育プログラムの目的は、研究者育成に関する国際的な大学院教育ネットワークの拡充のため、日本学の分野において海外大学との共同教育・共同
ゼミを推進し、双方の大学院生の研究意欲の向上や教員相互の交流を図る教育を通じた大学間交流を推進しようとするところにある。本年度はその最初の試みと
して、韓国の淑明女子大と同徳女子大の2大学とのジョイント教育が実施された。 淑明女子大とのジョイント教育では、3日間にわたって淑明女子大を会場として、淑明女子大15名(教員5名、大学院生10名、学部生若干名)お茶 の水女子大8名(教員2名、大学院生6名)が参加して実施された。初日は「日本の文化と社会」、二日目は「国際社会とアジア」というテーマで、それぞれ 両大学2名ずつの教員および2名ずつの大学院生による報告からなる共同ゼミを行った。三日目には参加院生による自主ゼミが実施された。なお、ゼミの内容が 日本学の分野ということで、使用言語は日本語とした。 準備の時間も限られ、また初めての試みということで、十分な事前準備が行えなかったが、淑明側が周到に対応して下さったおかげで、予想を超えた成果を挙 げることが出来た。共同ゼミの実施を快くお引き受けいただき、万全の受け入れ態勢を敷いて下さった淑明女子大に厚くお礼を申し上げたい。 |
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2月7日(火) |
お茶の水女子大の参加者8名が、韓国に出発。午後、淑明女子大のゲ
ストハウス(国際館)に到着し、共同ゼミについての打ち合わせを行なった。 |
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2月8日(水) |
お茶の水女子大の参加者は、淑明女子大の大学院生のガイドにより、午
前中はソウル大学奎章閣、午後は国立中央博物館(歴史館)を見学し、ソウル市内の現況と歴史資料に関する巡見を実施した。夕方には、両校の教員が翌日から
のゼミに関する打ち合わせを行なった。朴先生の都合により、報告日を李先生と入れ替えることとした。 |
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2月9日(木) | 共同ゼミ(1) 「日本の文化と社会」 淑明女子大の権肅寅先生による共同ゼミ開催に関する趣旨説明の後、4本の報告が行われた。 報告者、論題は下記の通り。 詳細は、ここをク リックしてください。 |
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研究発表 「歌舞伎『勧進帳』の背景」 (お茶の水女子大学・助教授 神田由築) 「肥前名護屋城とその城下町について」 (淑明女子大学校・大学院 申裕媛) 「民間レベルでの日韓交流になにが必要か」 (淑明女子大学校・助教授 朴晋雨) 「鉄道の開通と『湘南』イメージの形成」 (お茶の水女子大学・大学院 大矢悠三子) |
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2月10日(金) |
共同ゼミ(2) 「国際社会と東アジア」 前日に引き続き共同ゼミが行われた。 報告者と報告内容は以下の通り。詳細は、ここをク リックしてください。 |
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研究発表 「19世紀の不平等条約と東アジア」 (お茶の水女子大学・教授 小風秀雅) 「韓国での日本文学受容の意味」 (淑明女子大学校・助教授 李志烔) 「日清戦争下の外交関係」 (お茶の水女子大学・大学院 古結諒子) 「1945年〜1953年の‘在日’マイノリティー運動の研究現況と課題」(淑明女子大学校・大学院 朴玟宣) |
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2月11日(土) |
参加学生による自主ゼミ 最終日は、金亮我さん(お茶の水女子大・院生)の司会で、両校の参加者による自主ゼミが行われ、教員も議論に参加した。参加者と報告テーマは以下の通りで ある。 |
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終了後、9日に続いて2回目の懇親会が開かれ、和気藹々の雰囲気のな
か親睦を深めるとともに、共同ゼミが両校にとって大きな研究・教育上の刺激となったことが確認され、今後も一層交流を強化していくことが合意された。 |
神田先生の報告
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淑明女子大学校校構内
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自主ゼミの風景
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自主ゼミの風景
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