グローバル理工学副専攻履修生主催:学生とキャロル・ブラック氏との対話集会

5月18日、日本で初めてとなるタナーレクチャー「21世紀の女性の生き方」が本学で開催されました。その前日には、講師であるケンブリッジ大学ニューナムカレッジ学長キャロル・ブラック教授をお招きして、学生との対話集会と “お茶大ツアー”を実施しました。両イベントとも、グローバル理工学副専攻の履修生たちが企画立案から運営まで行い、日頃培った英語力やチームワークを発揮し、見事にイベントを成功に導きました。

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学生とキャロル・ブラック氏との対話集会

開催日時:5月17日(火)13:30~15:00
場所:人間文化研究棟6階 605室
参加者:本学学部生、大学院生
 
最初、ブラック先生から、男性優位の医学の世界にて、ご自身がどのようにキャリアを築き上げてこられたのかなど、具体的なエピソードをお話しいただきました。その中で、女性が成功するために必要なことは、自分が何をしたいのか自分を理解すること、そしてリーダーシップを身につけるために失敗を恐れないことであり、“Do not be perfect. The important thing is positive and strong”(完璧である必要はない。自信を持ち、失敗に負けない強さを養うことが大切)という想いを伝えてくださいました。最後に、自分に続く若い女性のリーダーを育てることが自分の夢の一つと語ってくださいました。質疑応答では、学生からの質問一つひとつに、ユーモアを交えつつ、丁寧に答えてくださいました。参加した学生たちからは、「失敗を恐れずに挑戦しようと思った」、「自信を持って、自分のキャリアを築いていきたい」といった感想が聞かれ、先生との対話に多いに刺激を受けたようでした。
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お茶大ツアー&日本文化紹介

開催日時:5月17日(火)15:30~
場所:お茶の水女子大学構内
 
対話集会の後、ブラック先生を始め、タナーレクチャー関係者の皆様に本学や日本文化を紹介するイベントを実施しました。まずは、茶室で、茶道部の皆さんに協力していただき、抹茶と和菓子を召し上がっていただきました。さらに履修生が日本舞踊を披露し、大変優雅なひとときを楽しんでいただきました。その後、海洋動物飼育室、歴史資料館などの施設を見学していただきました。ゲストの皆様は、履修生たちの英語による解説に熱心に耳を傾けていました。
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学生たちの感想

・ゲストの方々も素晴らしい方々でしたので、プレッシャーはあまり感じず、楽しくご案内できました。
・日舞の披露は緊張しましたが、とても良い経験になりました。もっと日本文化を知って、英語で発信で
 きるようになりたいと思いました。
・各訪問先でゲストの方々に興味を持っていただけたようで、たいへん良い機会だったと思います。
 
企画・進行にあたり、ご協力いただきました関係各所の皆様に感謝申し上げます。
 
※タナーレクチャーの詳細、およびキャロル・ブラック教授の経歴は、「お茶の水女子大学でスペシャルタナーレクチャー開催」のWebサイトをご覧ください。「講演会報告」のページには、学生とキャロル・ブラック氏との対話集会についても掲載されています。