ページの本文です。

コース概要(仏語圏言語文化専修)

2016年4月12日更新

コース概要 トップ画像

フランス周辺の地図

フランスは17世紀以来、ヨーロッパの政治と文化の中心でした。20世紀の後半になってフランスはドイツとともに「欧州連合(EU)」の創設に深く関わり、現在でもヨーロッパ全体に大きな影響力を発揮しています。

したがって、フランスの文化と社会を考える時にはヨーロッパ全体を視野に入れること、逆にヨーロッパ全体の問題を考える時にはフランスを1つの中心核とすることは大きな意義があります。

世界地図

また、フランス語を公用語とする国はフランス以外にも、ヨーロッパ(スイス、ベルギーなど)、アフリカ(モロッコ、セネガル、カメルーンなど)、北米(カナダ)などにも広がっています。

これらの世界のフランス語圏の国々の文化や社会にも視野を広げます。


 

さらに、フランスの文学や芸術は明治期から我が国に大きな影響を与えてきました。また日本の浮世絵や工芸品はフランスの芸術の中に吸収されて「ジャポニスム」の成立を促しました。

このように、日本の文化やヨーロッパの世界を視野に入れながら、フランスとフランス語圏の文化と社会とを深く知ることや、フランスを中心としてヨーロッパ全体の問題を考察することは、日本と世界を知るための大きな手がかりとなります。

学習するテーマは、狭い意味での言語文化だけではなく、映画から思想まで、ファッションから移民問題まで、幅広くフランス語圏の文化と社会とを学びます。

  •  
  • このエントリーをはてなブックマークに追加