グローバル理工学副専攻の修了判定(fQE)を実施しました 

 本学の博士課程教育リーディングプログラムを実施するために新設されたグローバル理工学副専攻で、初となる副専攻修了判定:fQE(final Qualifying Examination)が、1月24日本学にて開催されました。本年度修了を迎える履修生は副専攻1期生、水戸晶子さん(理学専攻 化学・生物化学領域)、橋本恵さん(ライフサイエンス専攻 生命科学領域)、山下公子さん(理学専攻 物理科学領域)、田村りつ子さん(ライフサイエンス専攻 生命科学領域)の4名です。各自がPBTSやグローバル研修を通じた活動について英語でプレゼンテーションを行ないました。
 修了判定は、学内教員だけでなく、学外のプログラムメンバー(国内企業を中心に)が支援部として審査に加わりました。履修生らは、企業の第一線で活躍されている支援部の方々から、PBTSの成果、進路、今後のキャリア設計などに関する様々な質問を受けました。

 

 履修生らは、英語でのプレゼンテーションも板についた頼もしい様子をみせ、これまでの活動成果を体現していました。プレゼンテーションでは、PBTSについて、水戸さんはEducation(数学的帰納法の理解向上を目指したプログラミング教育の開発)、橋本さんと山下さんはSynclonization(皮膚細胞の培養時のパターン形成に関するモデル)、田村さんはAnti-Aging(抗老化を助けるお茶の開発)など多岐にわたるテーマの成果報告をしました。グローバル研修については、富士通、リコーなどの国内企業や、理研やUniversity of Grenobleなど国内外研究機関でのインターンシップ実施について報告がありました。
 審査の結果、合格基準を上回る好成績で4名の合格が決まりました。卒業を間近に控えた4名は、すでに参官学、そして海外研究機関に内定が決まっており、修了後にもますますの活躍が期待されています。また4名全員が既に本専攻での学位審査を終えており、主専攻、副専攻ともに優秀な成績・実績を残しました。現在副専攻を履修する後輩たちにも、この先輩らの活躍は良い刺激となることでしょう。