履修生によるPBTSレポート2015

1期生

Anti-Agingチーム
PBTS チームの1つ「アンチエイジングチーム」はアンチエイジング(抗加齢)効果のある飲料について研究しています。中でも抗老化に有効な日本茶の成分に注目し、研究を進めています。揉みや蒸しなどの製茶工程について学びつつ、工程の違いによって含まれる成分がどのように違うかの分析などを行っています。



Educationチーム
Educationチームは、「プログラミングを通した論理的思考力の育成」というテーマで研究しています。昨年度は、大学周辺の小中学校や文部科学省を訪問し、ニーズ調査を行いました。現在は、プログラミングの初心者をサポートするためのツール“stepper”を開発しながら、授業設計や思考力の評価に関する文献を読んでいます。今後、“stepper”を使った高校生向けの授業モデルを提案し、実際の教育現場で模擬授業を行いたいと考えています。



Synchronizationチーム
私たちの研究テーマは、「培養皮膚繊維芽細胞の集合パターン形成におけるコラーゲンの影響」です。異なる濃度のコラーゲンコートディッシュ上で培養した皮膚繊維芽細胞の実験画像を解析し、シミュレーション結果と比較することで、集合パターンに影響を与える因子を特定することを試みています。この集合パターンに影響を与える因子を見積もる手法は、新規化粧品成分の線維芽細胞への効果、つまり皮膚への効果を調査することに利用できると考えています。



Waterチーム
Waterチームでは「酵素を利用した油脂含有排水の新規処理システムの提案」をテーマに研究を行っています。酵素利用は高い処理効率を実現させる一方で、高コストである点が課題でした。今年度は、この課題を解決する新たなシステムを考案しました。また、システム実現に向けて、酵素による実排水処理効率の確認やシステム導入が必要な地域の調査等、設計と需要の二点から取り組んできました。今後は、科学的根拠に基づいた提案を目指し、より実践的な検討を行う予定です。