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榊原洋一先生 

 

榊原 洋一(さかきはら よういち)


1951(昭和26)年12月15日 東京吉祥寺で出生


東京都立西高校を卒業後、東京大学理科V類入学。

大学時代は、ワンダーフォーゲル部に所属し、年平均60日を山中のテントで過ごす。

1976年東京大学医学部卒業後、同学附属病院小児科にて研修。


 1977年に、山好きが昂じ、都庁山岳部のカラコルム遠征隊随行医師としてパキスタンへ。そこで見た発展途上国の医療の実態が忘れられず、その後の国際医療協力への関心につながる。


 小児科では、脳性まひやてんかんなどを専門とする小児神経学グループに所属。板橋区小茂根の整肢療護園で、重症心身障害児の医療への興味が深まる。一旦、東京大学附属病院小児科助手に戻ったあと、神経変性疾患の基礎研究のために、米国セントルイス市にあるワシントン大学に3年間留学。脳内の脂質(ドリコール)代謝の研究を行い、研究結果を博士論文とする。


 大学病院に戻ったのち、小児神経学の臨床と研究に明け暮れる間、神経疾患だけでなく子どもの発達とその障害について関心を持つ。また前述の理由で、国際医療協力への関心が強まり、JICAのネパール、ベトナム、ガーナでの母子保健改善プロジェクトに関わる。ガーナへは14回足を運び、これからの国際医療協力の最も重要な地域であることを認識する。

 
 また、育児に関するさまざまな情報の科学的裏づけがないことに気づき、科学的視点からの子育て研究の重要性を痛感する。


 大学病院では、医局長を務めたが、その間にアジアの若手医師を10年間日本に短期間招待するプログラム(CPAP)の事務局長を務めた。それが契機で、医学面での国際協力に関わるようになる。


 現職保育者を対象とした社会人講座(アップリカ寄附講座)担当として、2004年に本学に異動、現在に至っている。


 現在は、発達障害の臨床的研究、発達障害児の保育、子どもの生育環境とその発達への影響、国際医療協力を主な研究対象としている。


 趣味は、登山とクラシック音楽。年3回は山に行かないと禁断症状が出現。クラシックはオペラとピアノ曲鑑賞。ブルックナーも大好き。ピアニストはグールドと内田光子。カラオケも適当に好きで。一晩で31曲歌ったのが最高記録。ワイン、芋焼酎も大好物。


【所属学会】日本小児科学会、日本小児神経学会(理事)、小児保健学会、日本赤ちゃん学会(副理事長)、日本子ども学会(副理事長)、国際小児神経学会(ICNA),アジア・大洋州小児神経学会(会長)、発達心理学会など


【研究業績】著書・論文等は、こちらをご覧ください。(作成中)


 SAKAKIHARA Labo.