菅本 晶夫(すがもと あきお) 物質科学講座 教授

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私の研究室では,素粒子論(Particle Theory) あるいは高エネルギー 理論 (High E negy Theory) とも呼ばれる分野を研究しています.上の写真は私の研究室の文献 会(毎週火曜日)終了直後のスナップ写真です.忘年会・新年会に比べ て集まりが 少し悪かったのですが,ご覧の様に大勢の研究員,院生がいます.博士号を取った研 究員(Postdoc) が,中国から来日した1名 (左後ろ) を含む8名.「複合領域科学 専攻」に所属する後期博士課程院生が7名,その予備軍の「物質科学専攻 」に所属 する前期博士課程の院生が7名.私(真ん中右)を含めると計23名.更に共同研究 を行うために出入り頂いている他大学の教官が数名.この人達がそれぞれのテーマ毎 にグループを作って,活発に議論しながら教育・研究を行っています.従っ てテー マは多岐に亘り,さしずめ「極微の世界の複合領域科学」と言えるでしょう. 例え ば,B中間子(重いbクォークを含む中間子の崩壊過程,量子色力学(QCD) ,C P対称性(物資と反物質の間の対称性)の破れと標準模型を越える素粒子模型( 超 対称性模型等),宇宙における物質の起源,電子・陽電子あるいは光子・光子衝突 過程を用いてのゲージ相互作用の研究,ニュートリノ振動,相転移ダイナミックス, 遺伝子組み替えアルゴリズムと格子ゲージ理論,超弦(superstring)・超膜( superme mbrane)理論,D-ブレーン・M-理論,ブラックホール,重力理論,宇宙論, 変形体のゲージ理論と微生物の遊泳,等がある.今後も,様々な領域の研究成果を取 り入れて,「物質科学」を極微の世界の立場から探求することにより,「複合領域科 学」の発展に,研究室の研究員・院生と共に貢献して行きたいと考えています.

【参考文献】

  1. STUDY OF CP VIOLATION: ELECTROWEAK BARYOGENESIS AND ANOMALOUS W BOSON COUPLINGS, By A. Sugamoto et al., in the Proc. of KEK Meeting on CP Violation and Its Origin, (1997) pp113-130: hep-ph/9706499
  2. NONSPECTATOR CONTRIBUTION: A MECHANISM FOR INCLUSIVE B -> X(S) ETA-PRIME AND EXCLUSIVE B -> K(*) ETA-PRIME DECAYS, By M. R. Ahmady et al., Phys.Rev.D58:014015 (1998): hep-ph/9710509
  3. A RULE OF THUMB DERIVATION OF BORN INFELD ACTION FOR D-BRANES, By R. Endo et al., Mod.Phys.Lett.A13 (1998)1309: hep-th/9801037

【キーワード】 Beyond the standard model;Phenomenology of electron-positron scattering; Superstring & Supermembrane;Gravity;Phase transition

【在学生からのメッセージ】 小櫛 幸子 物質科学講座菅本研究室 平成11年度入学(平成9年度生)

私は博士後期課程1年に在学し,素粒子物理学の理論を研究しています.素粒子物理学は現在,急速に発展しており,最先端の研究を理解するにはとても多くの知識と時間が必要です.菅本研究室では毎週,セミナーを行っており,大学や研究機関で素粒子物理を研究している学生や研究者を招き,最近の研究に関する様々な話題を聞くことができます.セミナーや研究会などで幅広く知識を吸収し,その中で自分の興味を持った研究テーマをみつけ,先生方と相談しながら自分のペースで研究することが出来ます.大学院では自分が興味を持った研究テーマを好きなだけ研究することが出来る環境が用意されていますので,自分の意欲次第でどんな課題にも取り組むことができると思います.また女子大ならではの研究室の雰囲気も,落ち着いており,女性であることが特別視されない環境が居心地のいい点です.

【照会先】 〒112-8610 東京都文京区大塚2-1-1
E-mail:
sugamoto@phys.ocha.ac.jp
Phone: 03-5978-5323 (研究室)
Fax: 03-5978-5898 (理学部事務室)

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