お茶の水女子大学
加賀美常美代研究室

 

メッセージ

 

  グローバル化社会の中で、異文化接触で生じた対人葛藤とその解決行動を解明するとともに、その背景にある要因として、文化的価値観、教育価値観に焦点を当て心理学的研究を行なってきました。また、それらの研究の知見を、コミュニティ心理学的アプローチを介して、実践現場の問題解決、多文化間の教育と交流、相談支援活動に、予防的、効果的に生かすことを目指しています。
  特に、日本語教師をはじめとする異文化接触にかかわる教育援助者は、多様な言語、文化的背景を持つ学習者を理解し、コミュニケーション能力を向上させるために、その基礎となる理論や方法を学ぶことが必要とされます。さらに、学んだ知識や専門性を生かし、実践する力、社会に貢献する力が必要とされます。
  研究室では、こうしたテーマに関心を持つ大学院生のみなさんと一緒に、自己と他者、自己と文化、それらをとりまく社会との関係性を考えながら、多様な価値観、異なる文化的背景を持つ人々が相互に関わり、コミュニケーションを行なうことが一体どういうことか、マイノリティの視点から考え、討論していくことを重視しています。多様性を尊重し、共に助け合うことができるような大学コミュニティと研究室の環境作りを目指して、教育と実践、それに関連する研究、教師養成を行ないたいと思っています。

  2014年5月
加賀美 常美代