専攻・講座の概要

    ジェンダー学際研究専攻ジェンダー論領域は、本学21世紀COEプログラム「ジェンダー研究のフロンティア」(2003[平成15]年採択、略称F-GENS)の拠点形成事業の一環として、また、大学院におけるジェンダー研究の重点化を目的として、2005[平成17]年4月に、人間発達科学専攻ジェンダー論領域が同専攻から独立するかたちで設置されました。
    国内の大学・学部における女性学・ジェンダー研究教育の需要が近年、拡大している一方で、各専門分野でジェンダー視点をもつ研究教育の担い手は、圧倒的に不足しています。本専攻・講座は、このような空白を埋めるべく、ジェンダーの視点を持って創造的な研究活動を行う次世代の研究者を育て、また、アジアから発信できるジェンダー研究の教育研究拠点を日本に形成する使命をもって新設されたものです。

     

    理念と目的:
    a) 社会科学と人文科学の諸学問の対話に基づく、学際的なジェンダー研究の推進
    b) 本学における教育研究分野としてのジェンダー研究の確立及び重点化
    c) 男女共同参画社会に資する人材育成
    d) アジアから発信し、世界水準のジェンダー研究を担う、次世代研究者の育成
    教育目標:
    家族、労働、人権、教育、開発援助など、さまざまな現代の社会的課題にジェンダー視点から取り組む学生が、本専攻の科目履修をつうじて、以下の諸点を達成すること。

    a) 専門とする学問における理論、分析手法等の知識を深めること
    b) ジェンダー視点に立って、専門分野における理論と実証両面の研究能力を高めること
    c) 学際的なアプローチをつうじて、多角的で、より独創的なジェンダー研究を展開するための研究能力と識見を培うこと
    人材育成
    における目標:
    a) 高度な専門性、分析能力、学際性、国際的視野を備え、かつ、ジェンダーの視点をもった次世代の研究者の養成(大学教員、研究者、国際公務員、研究所研究員等)
    b) 男女共同参画社会形成に寄与・貢献できるリーダーシップと専門的知識をもった女性人材の育成(地方・国家公務員、NGO/NPOの専門職、国際協力実施機関職員、企業管理職等)

このページの先頭へ